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宅地建物取引主任者とは?

宅建 宅地建物取引主任者(以下 宅建)は、宅地・建物等の不動産の売買、交換、賃借をする際に公正な取引をするために重要事項などの説明をするために知識を認定する国家試験です。


宅建は、ここ20年以上受験申込者数が20万人を上回る不動の人気を誇るマンモス試験になっています。


そんな人気の宅建とはどんな資格なんでしょうか?


宅建の評価

宅建がなぜここまで人気の資格となっているのか?


それは宅建は最も不況に強い資格の1つと言われているからかもしれません。


不動産会社を営む場合、従業員5人につき専任の取引主任者を1人置かなければならないとされているますので、必ず配置しなければならない必置義務資格と呼ばれることもあります。


この必置義務資格にもいろいろな資格はありますが、宅建の場合5人に1人というとても需要の多い資格であるとともに不動産業界という高不況があっても安定して需要の発生する業界という事も人気に拍車をかけています。


しかし絶対に勘違いしてはいけないのは、宅建はいわゆる独立開業系の資格では無いという事です。


親族が経営していた不動産会社を引き継ぐとか、地元の不動産会社でノウハウを積み人脈を気付いているというような方であれば、宅建を取得する事で開業への道が開ける事もあるでしょう。


ですが全くの業界未経験者が、宅建の資格を取得したからといって開業できるほど不動産業界は簡単な世界ではありません


将来不動産業界で独立したいという希望があるのであれば、まず宅建ありきではなく、まずは経験を積むことが重要かもしれません。


宅建の稼げる度

宅建の資格取得者の場合、資格の性格上稼げる度合いにはかなりの格差が生じてきます。


不動産関連
従業員数の多い不動産会社の場合、各営業所に有資格者を配置できるため宅建保持者は資格手当などの面で優遇される事は多いようですが、年収的には平均レベルという方も多いようです。


逆に数名で運営している不動産会社であれば、歩合給のところも多く契約数が多ければそれだけ収入に直結しますし、自身で不動産会社を運営すれば大きな収入を得る事も可能です。


宅建の難易度

宅建の合格率は、ここ数年15%程度となっていますので、難易度からすれば適度な難しさの試験という評価になります。


管理人の知人に宅建合格者が数名いますが、ほとんどの方の勉強期間は約6ヶ月程度のようです。1年間みっちりと勉強するよりも試験前6ヶ月頃から集中して勉強し、残念ながら不合格だった場合、また翌年の6ヶ月くらい前から学習する方法が効率的なんだそうです。


試験形式や出題される問題の内容も大きな変化は無く、試験としてはかなり成熟期に入ってきている試験の1つです。そのため、奇をてらった攻略方法を模索するよりも王道を進む勉強方法が有利になる試験と言えます。


試験が成熟期に入っているということは、各資格学校や通信講座を提供している事業者は、試験に最短で合格できる近道を知っていると言っていいと思います。合格までに長い時間を費やしたくないという方は、素直に講座を受講した方が回り道を防ぐ可能性は高くなるでしょう。